「レコードのエクスポート」は、FileMaker Proにあるデータを他のアプリケーションで読み込める形式に出力することができます。
今回も前編に引き続きExcelで読み込める形式に出力します。
レコードのエクスポートには、二つの方法があります。
①メニュー バーから行う方法
②スクリプト「レコードのエクスポート」を使用する方法
中編では②の方法を説明いたします。
今回も「果物」サンプルファイルを使用します。
■ステップ1:スクリプトを作成
メニュー バーから
スクリプトワークスペースを選択します。
新規スクリプトを作成し、「レコードのエクスポート」スクリプトステップを設定します。
■ステップ2:「レコードのエクスポート」ダイアログの設定
ダイアログあり:オン にしておくと[ファイルへのレコードのエクスポート]ダイアログ等が表示されます。
下記のステップ3とステップ4を設定している場合、特に確認等が必要でなければ、ダイアログあり:オフ にしておきましょう。
■ステップ3:「レコードのエクスポート」出力ファイルの設定の設定
「レコードのエクスポート」スクリプトステップの右にある歯車マークをクリックし、
出力ファイルの指定ボタンをクリックすると[出力ファイルの指定]ダイアログが表示されます。
以下の設定を行います。
・ファイルパスを指定(手入力または右上にあるファイルの追加を利用。変数を指定することもできる)
・ファイルタイプを設定(今回はExcelワークブックス)
・保存後の動作を設定 ファイルを自動的に開く
ファイルを添付した電子メールを作成
(動作させる項目にチェックを入れる)
設定後 OKをクリックすると
ファイルタイプをExcelワークブックスを設定した場合は、Excelオプションが設定できます。
■ステップ4:エクスポート順の指定
レコードのエクスポート」スクリプトステップの右にある歯車マークをクリックし、エクスポート順の指定ボタンをクリックすると[フィールドデータのエクスポート順]ダイアログが表示されます。
前編のステップ3と同じ操作で設定すると
設定を終えたらOKをクリック!
最後にスクリプトを保存して実行させれば・・・ エクスポートファイルが作成されます!
実は・・・
ステップ1の段階で、レコードのエクスポートができます。
「レコードのエクスポート」スクリプトステップの ダイアログあり:オン となっていればスクリプトを実行した場合、[ファイルへのレコードのエクスポート]ダイアログが表示されます。
前編のステップ2からの操作をすればエクスポートができるのです。しかしながらこれでは、スクリプトに設定した意味がないと思われます。
①の方法でエクスポートさせるのと何ら変わりありませんので・・・
ここで注意点!
①の方法では、事前に操作での準備が必須でしたが、②の方法はスクリプトなので、
「レイアウト切り替え」スクリプトステップをレコードのエクスポートの前に入れておけば問題ありません。
検索も同様です。
②の方法でも繰り返しフィールドは、そのフィールドの最初の項目のみエクスポートされますので、ご注意を。
「レコードのエクスポート」中編はここまで
後編へ続きます
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