とある日、FileMaker WebDirectでファイルを開こうとすると・・・
あれ? 真っ白?
ログインのためにアカウント・パスワードを入力する画面が出てこない!!
FMServer_Sampleであれば、画面がすぐ表示されるはずなのに、それも真っ白。
FileMaker Serverを再起動させたり、サーバー機の再起動もかけましたが、変化なし・・・
打つ手がなく、FilreMaker社に問い合わせをしました。
FileMakerのナレッジベース
・「Java 8 Update 151 への更新の後、WebDirect の描画に失敗する」
・「FileMaker ServerとJava – 概要とトラブルシュート」
上記を教えていただきました。
原因は、ズバリJavaでした。
(Javaは、FileMakerServerで、以下のコンポーネントに使用されているプログラミング言語。
・FileMakerServerのAdministration Console
・Admin Server
・Web 公開エンジン )
FileMaker WebDirectの描画に失敗しているというのが事の真相でした。
Windows版のFileMakerServerに置いて、Javaの更新がされた場合にこのような現象が起こるようです。
使用していたFileMakerServerのバージョンが16.0.1
推奨されているJavaは「Java 8 Update 121」でした。
サーバー機のJavaは「Java 8 Update 161」、、、描画に失敗するわけです。
原因がはっきりして一安心。
この現象の解消に、2つの選択が迫られました。
1つは、Javaのバージョンを落とす事。
もう1つは、FileMakerのバージョンを上げる事。
今回は、FileMakerのバージョンを上げる事を選択しました。
幸いにも、「Java 8 Update 161」を推奨しているFileMakerServerのバージョンは、16.0.4でした。
FileMakerServerのアップデートで問題が解決しました。
FMServer_Sampleの画面も表示されるようになりました。
FileMakerServer16からFileMakerServer17へのアップグレードだと時間がかかってしまうので、正直助かりました。
FileMakerServerのアップデートにも注意点があります。
デフォルトのCドライブ以外のドライブにFileMakerServerをインストールさせていた場合、PHP接続ができなくなります。
FileMakerServerのアップデートでデフォルトにPHPの設定が書き換わってしまうようです。
PHP カスタム Web 公開を設定している場合は、FileMakerServerのPHPの構文を書き換える等の調整が必要となります。
FileMakerのバージョンだけでなく、Javaなどの使用している言語のバージョンも確認していく必要があると、身に沁みました。
皆様もお気をつけください。
ご覧いただきありがとうございました。
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