こんにちは、FM課 日壁です。
前回に引き続き、試験対策学習ガイドより今回はデータベーススキーマの定義を取り上げたいと思います。
試験問題割合は10%~15%ですが、データベース構築の肝の部分になるので注意深く理解する必要があると思われます。
では問題から
[問]
フィールドで使用できる入力値の自動化オプションを 5 つ挙げてください
[答]
a. 計算値
b. レコードの作成情報データ
c. レコードの修正情報データ
d. シリアル番号
e. 直前に参照したレコードの同じフィールドの値
f. 静的なデータ
g. ルックアップ値
[解説]
今回の問題は7つの自動化オプションの内5つを答えるというものでした。
この自動化オプションはデータベース管理の各フィールドオプションの内[入力値の自動化]タブに表示されている項目ですね。
それぞれレコードの新規作成時や場合によっては更新時に対象のフィールドに対して値を自動取得してくれるオプションになります。
[問]
フィールドの索引とは何ですか。FileMaker Pro 18 Advanced で使用できる 2 つの索引を説明してください。また、索引設定できないフィールドタイプはありますか。
[答]
索引とは、フィールド内の固有の単語または値がソートされた一覧です。
検索およびリレーションシップで使用します。索引には次の2種類があります:
a. 値索引
i. テキスト、数字、日付、時刻、タイムスタンプの各フィールド、およびこれらのデータタイプを返す計算結果を保存するフィールドに作成できます。
ii. このような種類のフィールドでのレコードの関連付けや検索に使用します。
b. 単語索引
i. テキストフィールドおよびテキストを返す計算結果を保存するフィールドにのみ作成されます。
ii. フィールド内の固有の単語の一覧です。
iii. 検索で使用します。
オブジェクトフィールド、集計フィールド、グローバル格納を使用するすべてのフィールド、および非保存計算は索引設定できません。
[解説]
開発時における索引は主に検索スピードに密接に関係していると思います。
索引をつける事でデータベース上にある文言の検索が容易になります。
インデックスを準備している状態です。
しかし、準備している状態であるとデータベースの容量が大きくなっていくというデメリットもあります。
適切なフィールドに索引を用意して、最適なファイルを準備する必要があると言えます。
答えにあった様に集計やグローバル格納のフィールドには索引が付けられません。
また非保存の計算式に対しても索引設定できないので、非保存の計算フィールドを検索対象にする事で検索スピードが著しく落ちることも多いに頷けます。
今回はデータベーススキーマの定義に関しての備忘録でした。
問題と答えはFileMaker18資格試験学習ガイドに記載されていますので、是非チェックしてみてください。
次回はレイアウトに関しての学習の予定です。
to be continued…
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